広島市西区大芝にある鍼灸院
疲労回復処 輔-task-鍼灸院の恩田です
当院では、治療の中で呼吸への介入を重要視しています。
なぜ「呼吸」を重要視しているのか?と言うと、呼吸が乱れることによって、体の機能のほとんどが低下してしまうからです。
呼吸は基本的に自律神経に支配されており、自律神経の中枢は脳にあります。
そのため、「呼吸の乱れ」は「自律神経の乱れ」もっといえば「脳機能の低下」とみることができます。
また、脳が活性化するために必要としている栄養は「酸素」と「多種多様な感覚刺激」と言われています。
ですが、現代人は働き過ぎで、睡眠・運動も不足している傾向があります。
この状態は、脳にとっては休息や食事を与えられることなく働きっぱなしにさせられている状態と同じです。それでは、脳も疲れてしまいます。
さらに、呼吸が乱れていては酸素という「栄養」も十分に取ることができなくなってしまいます。そんな生活を続けていると、脳も次第に機能低下を起こします。
脳は機能低下は、呼吸の乱れだけでなく
思考や運動パフォーマンスの低下、緊張をコントロールする能力の低下、血行不良、消化機能低下、ストレス耐性低下、集中力低下、疲労蓄積、炎症反応を抑えられないなど全身的な機能の低下を起こします。
治療を行ううえで、これらは望ましくない状態です。
また、スマホやタブレットなどデジタルデバイスから投射される光は、脳の働きを抑制されるという研究もあり、それらの使い過ぎも追い打ちをかけるかのように脳機能を低下させる要因となってしまいます。
しかし、ITの時代に現在のライフスタイルを変えることはそう簡単ではありません。
ですが、「呼吸」は簡単に変えることができます。
呼吸は無意識的に調整されますが、意識的にも調整することができますよね?
呼吸を整えることによって脳に「酸素」という栄養を与え、脳機能を高めることで、体全体の調子を整えることができるようになってきます。
そういった理由で、当院では呼吸への介入を重要視しています。
そらに、運動を通して「多様な感覚刺激」も与えることで脳を活性化するアプローチを意識しています。