慢性的な疲労

どれだけ寝ても

一日中体を休めても

早めに帰宅しても

ゆっくりお風呂に浸かっても

「疲れがとれない」

現代人は疲れている人で溢れています

10代〜70代までの男女約一万人を対象にアンケートをとったある調査では、慢性的な疲労を感じている人は全体の7割弱だっととの結果がでています

しかも、その慢性的な疲労をとるために冒頭の「寝る」「休む」をおこなっているのにも関わらず「疲れが取れない」という現状があるようです


3つの疲労

疲労には大きく分けて3つの種類があります

・肉体的疲労:運動不足や長時間同じ姿勢での仕事、あるいは過度な活動による「体の疲労」

・精神的疲労:人間関係や仕事でのストレス、トラブルなどによる「心の疲労」

・神経的疲労:長時間集中して作業をするなど目や脳の神経を過度に緊張させた状態が続くことで起こる「神経の疲労」

これら3つの疲労は同時に複合的に発生するため、単に「寝る」、「休む」だけでは疲れは取りづらいものなのです

また、最近の科学的な研究で分かってきていることは「疲労」は体で起きているのではなく「脳」で起きているということです

肩がこる、腰が痛い、体がだるい症状から「疲労」は体を休めれば取れると考えがちですが、これらの症状もじつは「脳」の疲労からくることがわかってきています


疲労を取り除くカギは自律神経

疲労は脳からくると言いましたが、なかでも自律神経が大きく関わってきます

自律神経、体温、呼吸、血圧、発汗、消化・吸収など生命を維持していくうえで必須の機能を調整してくれる神経で、その中枢は脳の「脳幹」と呼ばれる場所に存在しています

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2種類の神経があり、お互いにバランスをとっています

交感神経は、体を「緊張モード」にする神経で、活動的な場面や、ストレスなどがあるときに優位に働き、体温・血圧の上昇、心拍数の増加、血管収縮などがおこります

副交感神経は、「リラックスモード」にする神経で、ゆったり自宅で過ごしているときに働き、体温・血圧の下降、心拍数の減少、血管の拡張、胃腸の働き増進などがおこります

交感神経は緊張モードのため、活動性も上がりますがその分、脳にある自律神経中枢はフル回転で働いています

反対に副交感神経はリラックスモードのため、自律神経中枢も活動を落とし休んでいます

つまり、交感神経が優位な時間が長いほど脳が疲れ、「疲労を感じる」ようになるのです

そのため、疲労を取り除くためには

交感神経が働く時間を減らし、副交感神経が優位に働く時間を多くする

ことがポイントとなります!


慢性的な疲労に対する施術方針

鍼灸治療はツボへの刺激や、1対1で時間をかけてじっくり施術することで自律神経に働きかけ、バランスを整えることで体の不調をケアしていく治療方法です

当院の鍼灸治療は、緊張している筋肉を緩めるだけでなく、脈やお腹の反応もみる施術方法を採用しております

加えて、呼吸エクササイズや体の緊張を緩めるストレッチなどにも取り組んでいただくことで交感神経を鎮め、副交感神経が働きやすい状態へと体を導いていきます