ピラティスは元々リハビリに用いられた運動メソッドであり、治療との相性が良く、さらにマシンを使うことでエクササイズの運難易度を容易に調整できるのでクライアントのフィットネスレベルに合わせてエクササイズを進めることができます。
また、ピラティスで用いられるエクササイズは動作のバリエーションが豊富で、より沢山の感覚器を刺激することができるので健康的な体を創るうえでとても効果的です。
今回は輔-task-鍼灸院が運動療法としてピラティスをオススメする理由と当院ならではの特徴をご紹介致します。
もくじ
慢性的な症状の改善には運動が不可欠
慢性痛と脳のディスファンクション(機能低下)
本来、ヒトの脳には痛みを緩和させる生体防御機構が生まれつき備わっています。
しかし、痛みが持続したり、不安・恐怖・苦悩などの心理的社会なストレスが強い場合はその機能が低下してしまい、うまく痛みをコントロールすることが出来なくなってしまいます。
痛みをコントロールするシステムが上手く働かなくなると、慢性的な痛みに移行したり、通常そんなに痛くないだろうという刺激でもすごく痛がったりするなど過敏な状態となったりします。
また、検査しても異常がないのに、あちこち痛い、疲労感、体のだるさなど身体症状が複数あるなどの症状が出てきます。
これを「脳のディスファンクション」と呼び、脳の正常な機能が低下している状態のことを言います。
脳のディスファンクションを改善するためには、極力ストレスを逃がす・避けることと、呼吸法やウォーキングのような有酸素運動などの運動療法が必要と言われています。
脳の可塑性
神経(脳)の可塑性とは、神経に特定の刺激を加え続けると、その情報を学習して新しい神経回路のネットワークが形成・強化されることでその後のはたらき方が変化する事をいいます。
例えば、上記の脳のディスファンクションも痛みの持続や恐怖、不安、苦悩などストレスが脳の神経に刺激を与え続けることで起こるネガティブな可塑的変化と言えます。
脳を含む神経の可塑化は常に起こっているので、逆を言うと脳に対してポジティブな刺激を与え続けると、良い方向への可塑的変化が起こり脳のディスファンクションの改善につなげることが出来ます。
慢性痛の改善や身体機能の向上にも神経の可塑的変化が必要ですが、可塑性は能動的プロセスであるため、安静にしていては変化が起きないことに注意です。
ポジティブな可塑的変化起こすには
ここまで、痛みや心理社会的なストレスが脳の機能低下を起こし、慢性的な症状へ移行するなどのネガティブな変化が起こることを説明しましたが、反対にポジティブな変化を起こすにはどうしたら良いのでしょうか。
それには、脳を活性化するため質の良い燃料の供給が必要になってきます。
脳にとっての燃料は「呼吸(酸素)」「栄養(糖)」そして「運動(感覚刺激)」です
基本的なエネルギー源である酸素と糖をしっかりと脳に供給したうえで、運動による良質な感覚刺激の情報を入れていくと脳内の神経ネットワークが活性化し機能低下状態から抜け出せるようになってきます。
そして、ピラティスは運動療法のなかでも、呼吸を意識し、マット上やマシン、イクイップメントと呼ばれる道具を用いることでより多くの感覚刺激を与えることができるため使い方次第で脳機能を活性化するのに大変有用な運動メソッドとなります。
マシンピラティスの利点
ピラティスのもう一つの利点は、エクササイズの難易度をクライアントの状態や体力レベルに合わせて調節が出来ることです。
痛み不安が強いなかでいきなり運動するのはつらいことですが、マシンピラティス(特にリフォーマー)はエクササイズに負荷をかけるのではなく、マットの上では難しい動作のサポートしてくれるので体を動かすことや体力に自信がない方でも安心して行うことが出来ます。
輔-task-鍼灸院のピラティス
輔-task-鍼灸院が行うピラティスは
- 完全プライベート空間
- 身体の特徴に合わせたパーソナルプログラム
- 美容鍼と併用可能で姿勢と肌を整えるメニュー
などを特徴としており、なかでも美容鍼とピラティスを一度のセッションで併用出来るのは全国的にも珍しく、さらに破格の料金設定で提供しております。
また、脳のディスファンクションを抱えていると考えられるクライアント様の症状を改善するために治療メニューにピラティスのエクササイズを組み込んで活用しております。
以上が、輔-task-鍼灸院でピラティスを推している理由となります。
治療としても体調管理としても使えますので、まだやったことがないという方は是非体験しに来てみてください。