「十分寝たはずなのに、朝起きた時から疲れを感じる」
疲れをとるには睡眠時間の確保は大切です。
しかし、上記のようにしっかり寝たはずなのに疲れが取れないと言われる方は少なくありません。
さらに、そんな人たちは
- 起床時、肩や腰が張って痛い
- 何をするにもやる気が起きない
- いつも疲労感や倦怠感がある
- 休みの日はお昼近くまで寝てしまう
- 頻繁に立ちくらみがする
- ボーっとしたり物忘れが多い
- コーヒーを飲まないと頑張れない
- 甘いものや味の濃いものが無性に欲しくなる
- 風邪をひきやすくなった
などの症状も同時に抱えていることがあります。
これは「副腎疲労」と呼ばれる状態の典型的な症状です。
もくじ
副腎とは
副腎とは、腎臓の上にあり、血糖値、血圧、体内水分量などを丁度良い状態に保ち、抗ストレス、抗炎症にも働くホルモンを分泌してくれる臓器です。
生命力呼ばれるエネルギッシュで活発な力のほとんどは副腎の機能に依存しており、その機能の低下は、回復力やストレス耐久力、免疫力の低下に直結してきます。
副腎疲労とは
副腎疲労とは
①仕事や栄養の偏り、運動不足などの身体的ストレス
②人間関係や家事・育児などの心理社会的ストレス
などの様々なストレスへの対処で、副腎を使い過ぎた結果、その機能を果たせなくなっている状態です。
原因
基本的にはストレスが原因となって起こります。
先ほど、副腎は抗ストレスに働くと書きましたがストレスも過度にかかると対応できなくなってしまいます。
上記のようにストレスには身体的なものや心理社会的なもの、環境的なもの、あるいはそれらの複合的なものがあり
すべてのストレスに対して副腎が反応しており、日々のストレスが積み重ねられていく中でその許容量を超えて適応できなくなって次第に機能低下を起こします。
また、近年のテクノロジー発達でどんどん便利な世の中になる一方、運動不足や栄養の偏り、コミュニケーションをとる機会の減少などによって、特に身体的ストレスや心理社会的ストレスなどは現代社会において増加の一途を辿っており、副腎への負担は増大してきていると言えます。
副腎疲労になりやすい人
副腎疲労になりやすい方の特徴として
- 自分のことは後回しで他の事を優先する人
- 心と体がくつろぐ時間を十分に取れない人
- 自分に厳しくストイックな人
- 常にプレッシャーをかけられている人
- 完璧主義者
など所謂「頑張り屋さん」に多い傾向が見られます。
また、日本人はそういった気質を持っている方が多いのではないでしょうか?
副腎疲労になりやすい生活習慣
副腎疲労には生活習慣も大きく関わってきます。
たとえば、
- 朝ごはんを食べないあるいは菓子パンやジュースだけ
- 睡眠を削り、夜遅くまで起きている
- 全く運動しない、体を動かす機会がない
- コーヒーを一日に何杯も飲む
- 休みや休憩をあまり取らない
などの生活習慣が常態化している方は副腎疲労になりやすいです。
副腎疲労の改善法
副腎疲労から回復するには、「栄養」と「生活習慣」の改善が非常に重要であり、また効果的です。
栄養に関しては、量より質が大切です。特に摂るべき「糖質」と「脂質」この2つの「質」を変えていくことが、副腎疲労からの回復のキーポイントとなります。
大まかにいえば精製糖とリノール酸リッチな油の過剰な摂取を控えることから始めていきます。(詳しくは栄養編で紹介します)
摂るべき栄養の質を押さえたら、
- 3食きちんと欠食せずに摂ること
- 適度な運動
- 睡眠時間と体をケアする時間の確保
- コーヒーなどの嗜好品を減らす
- ストレスそのものを極力避ける
といった点に注意をしていくことで改善を目指します。
輔-task-鍼灸院で出来ること
当院では副腎疲労から回復するために、「休養」、「運動」、「栄養」の3つの観点からアプローチしていきます
施術は完全予約制
一人ひとり、集中して施術を行うため完全予約制としております。
リラックスした空間で他の目を気にすることなく、ゆっくり施術を受けて頂けます。
副腎疲労の方は、首や肩、腰に痛み、体のだるさなどを抱えている方が多く、鍼やお灸、手技などで体を緩めていきます。
疲労回復エクササイズ
ストレスを受け続けると、体はいつも交感神経優位の「緊張モード」となってしまいます。そうなると呼吸はいつも浅く速くなって、リラックスしようと思っても上手く力を抜くことが出来ず、体を休めることが難しくなってしまいます。
当院の疲労回復エクササイズは、呼吸を整え、体の余分な緊張を抜く事も目的とした簡単なストレッチやエクササイズを提供いたします。
施術により痛みが緩和され、疲労回復ストレッチで呼吸と体が整うと、交感神経優位の「緊張モード」から副交感神経優位の「回復モード」に切り替わりやすくなるため、副腎疲労からの回復を促進してくれます。
生活習慣への介入
副腎疲労は生活習慣と栄養の改善で自分自身でも回復させることができると言われています。
しかし、具体的にどのように取り組めば良いのか分からず、実際に行動に移すことが出来ないことも少なくありません。
そこで、公式LINEやダイレクトメールなどを通して生活習慣や栄養の知識をご紹介しています。
また、疲労回復を促すセルフストレッチやオススメのツボなども随時配信していきます。