広島市西区大芝にある鍼灸院
疲労回復処 輔-task-鍼灸院の恩田です
12月も半ばにさしかかり、今年もあと3週間を切りました。
朝晩は冷え込むのに、日中は11月並みの気温となることが多く、気温差で体調崩しやすくなるためしっかり体調管理が必要です。
普段の何気ない動作の中で、「年取ったなー」と感じることはありませんか?
・よくつまづく
・ちょっと歩いただけで疲れを感じる
・階段の登り降りしただけで息が切れる
・軽い運動した日の翌日、体が痛い
などそれらは高齢者さんだけでなく、40~50代の方、もしかしたら30代でも思い当たる方はいらっしゃるのではないでしょうか?
もし、そんな状態を改善したいと思った時、どうされますか?
多くの方は「やばいなー」と思うだけで実際は、なんの行動移していない方も多いのですが
中には「これではダメだと!」一念発起し、
・ランニングを始めたり
・ジムに入会したり
・本やネットで情報を集めて自宅でトレーニングを始める
方々もいらっしゃいます
実際に行動に移すというのは、なかなか簡単なことではないので素晴らしいことです。
しかし、残念なことにせっかく運動を始めたのにすぐに膝や腰などを痛めてしまい、以前より活動レベルが下がってしまった。
と言われる方も少なからずいらっしゃいます。
これは、普段仕事等では使ってない関節や筋肉に対して、いきなり負荷をかけた運動を始めてしまうことが原因だったりします。
大切なのは自分の体が、今から始めようととする運動に耐えうるキャパシティを持っているか?です。
また、普段使われない関節は、脳みそに対して感覚情報を送る量が少なくなるため
いつの間にか、そこに関節があることも忘れられてしまいます。
例えば、前屈というの動作は主に股関節と腰(背骨)が動くわけですが
この時、股関節を使うことを忘れてしまっている人に重りを持たせてデッドリフトなどさせてしまうと腰にばかり大きな負担がかかってしまい、結果的に痛めてしまうことになります。
この場合、まず「股関節の動きを思いだしてもらう」ことが鍛えることよりも前にやるべき事となります。
もっと言えば、疲労の蓄積や、ストレスフルな毎日を過ごしていると、体は交感神経優位の「緊張状態」となっており、体をガチガチに固めてしまいます。その場合はまずは「緊張のスイッチを切る」ことが鍛えるより前にやるべき事となります。
鍛える前に、動かすことが出来るのか?過度に緊張状態になっていないか?そこをチェックしてから始めることをおススメします。