疲労と不調

体からの小さなSOS

病院勤務時代も含め、12年くらい鍼灸師として働いていて感じるのは

東洋医学の本質は

日頃から良い状態であろうとする事=「養生」

あるいは

病気になる前の段階で対処する事=「未病治」

であると考えています。

しかし、患者さんの鍼灸治療を受けようと思うタイミングとして多いのは、「痛みがどうにもならなくなったから」という状況になった時です。

まだ、西洋医学という言葉もない時代。薬も大掛かりな手術も出来ない昔の人々は「ケガをしてから」「病気になってから」治療をしていたのでは遅かったはずです。

そこで、日頃から自身の体調の変化に気を配り、ちょっとした異変を見逃さず、早め早めに手を打つ事で本格的な病気になることを防いでいたのではないでしょうか?

現代の日本においては、一定の衛生管理、医療環境が整っており、ちょっとした病気や不調では命の危機に直面することは少なくなっています。

しかしその分、自身の体調への意識が薄れてしまい、体からの小さなSOSにも気づきにくくなっているのです。

体からの小さなSOSで身近なものは、「疲労」です。

体のだるさ、微熱、頭痛、軽い作業でもすぐ休みたくなる、集中できない、よく眠れない、寝起きから首肩が凝っているなど

それらの多くは、疲労からくる体からの小さなSOSだったりします。

その小さなSOSへの対処が遅れることで、いつの間にか カラダを病み、ココロを病んでしまうことがあります。

なるべく早く、SOSに気づき対処することで本格的な病気やケガになることを防ぐことができます。

「養生」「未病治」の考え方です

東洋医学と呼ばれる学問が、主な医療だった1000年以上前とは環境が全く違いますが、その本質は人生100年時代と呼ばれる現代にも必要な考え方ではないでしょうか?

ABOUT ME
恩田陽輔
鍼灸師。 慢性的な不調や痛みは、疲労の蓄積による回復力を失っている状態と考え、鍼灸治療だけでなく疲労を取り除くためのストレッチやエクササイズ、栄養の知識なども治療プログラムに組み込んで提供しています。 【認定、修了】 ・FMS/SFMA ・Reformer For Motor Learning ・臨床ドライヘッドスパ協会認定