広島市西区大芝にある鍼灸院
疲労回復処 輔-task-鍼灸院の恩田です
当院がなぜ鍼灸治療だけでなく、運動をさせる(もとい推奨する)のか?
「運動はちょっとめんどうだし、とりあえず痛いとこが軽くなったらそれでいいよ」
と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、それを承知で運動をしていただくのは、慢性的に続く症状や繰り返す痛みには運動が必須であり、それらを治したいと本気で思っているからです。
私が鍼灸の資格を取得してから11年でそのうちの7年間は整形外科にて毎日、痛みを抱える患者さんに鍼灸治療をしてきました。
治療に携わらせていただくなかで、鍼灸の即時的な効果を何度も経験しましたが、同時に慢性的に続く症状には、痛いところの治療だけでは対症療法にしかならず同じ患者さんが同じ症状で何年も通って来られるという経験もしてきました。
それでは治ったことにはなりません。
さらに、リハビリ室の業務で、患者さんが運動をすることで、それまで鍼灸治療では起こせなかった体の使い方に変化がおこり、症状が快方に向かって行く場面も目の当たりにしました。
そんな経験から「治療と運動の併用」は必須であり、2つがセットで行われることが本当の意味で治療することなんだと思うようになったのです。
また、慢性的な症状や疲れは「脳の機能低下」により引き起こされると言われています。
これに対し、適度な負荷(激し過ぎない)の運動や様々な感覚刺激は脳を活性化させ、機能を高めてくれます。
このことから、治療と運動の併用は局所的な痛みの改善だけでなく、慢性的な症状や疲労からの回復も促すことができるため、当院では皆様に運動を勧めております。