もくじ
ピラティスとは
ピラティスとは創始者である、「ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス」氏によって考案されたエクササイズのことを言います。
ジョセフ氏は1883年にドイツの生まれ。元々病弱であり、自身の体を強くするために健康に関する様々な運動や知識を学んで克服しました。
元々はリハビリのためのエクササイズ
その後、1912年にイギリスに渡りましたが、ほどなくして第一次世界大戦が勃発。ドイツ人のジョセフ氏は拘留されてしまいます。
拘留中ジョセフ氏は、他の拘留されている仲間にエクササイズを指導したり、戦争で負傷した兵士のリハビリテーションを担当したりするようになりこれがピラティスの原型となったと言われています。
しかし、ジョセフ氏自身はこのエクササイズを「ピラティス」ではなく「コントロロジー」と呼んでいたようです。
マシンの誕生
さらに、リハビリの為に病院のベッドにスプリングなどを取り付けて、負荷の調整ができるよう応用・改良したのがのちのリフォーマーやキャデラックと呼ばれる専用の器具(マシン)になったと言われています。
ニューヨークにスタジオを開設
ジョセフ氏は1925年に渡米しますが、そのアメリカに向かう船上でのちの妻となる女性と出会い、その後2人でニューヨークにスタジオを開設します。
コントロロジー(ピラティス)はダンサーを中心に評判が広まり、多くの弟子もつくことで、さらに広まっていきます。
弟子たちによりピラティスが世界中に広まる
ジョセフ氏はは83歳で亡くなりますが、彼から直接指導を受けたお弟子さん達が意志を受け継ぎ、それぞれスタジオを開設。彼のメソッドは「ピラティス」呼ばれ、世界中に広まったとされています。
ピラティスの特徴と効果
特徴
ピラティスの特徴は自分の体を意識的にコントロールするために背骨の細かな動きや呼吸に重点を置いているところです。
背骨の動きや呼吸を整えることで余計な緊張が抜け、より正確に自身の体をコントロールできるようになります。
そのうえで様々なエクササイズを行うとしなやかで正確な動作を獲得することができます。
効果
ピラティスは様々な体勢でエクササイズを行うことにより、インナーマッスルもアウターマッスルもバランスよく刺激することが出来る為、効率的な動作や姿勢の獲得に効果的です。
ピラティスのエクササイズは種類が豊富であり、似た動作でもマットの上で行うのか、マシンの上で行うのかでも刺激の入り方が変わってきます。
そのため、エクササイズを実施する人の能力に合わせて適切な負荷を加えることが可能であり、目的に合わせて体幹の強化や猫背などの姿勢改善などにも応用することが出来ます。
輔-task-鍼灸院で行うピラティス
当院で行うピラティスは、 過剰な緊張を緩め、呼吸や背骨の動きを上手くコントロールする力を身に付ける為のエクササイズに多くの時間を割くことで、回復しやすい体を創っていくことを目的とした「リカバリーピラティス」というメニューで提供いたします。
現代人の多くは、過剰なストレスや不規則な生活リズム、偏った食事によって交感神経が優位な状態が続きやすく、体は常に過剰な緊張を強いられています。
過剰な緊張は、体にも心にも悪影響を与えてしまいます。
ピラティスを通して自分の体の状態を知り、整えていくことができれば日常生活も明るく前向きなものに変わってくるはずです。