「もっと肩の力を抜いて」「リラックスしてください」治療院や病院でのリハビリ、トレーニングジム等でそんな事を言われた事はないですか?
自分は力を全然入れているつもりはないのに、他人からは力が入ってると指摘される。実は、「体の緊張」は「脳により無意識にコントロールされるもの」であり、脳機能が低下すると自分の意思とは関係なく体は緊張しやすくなってしまいます。
では、脳機能を低下はどうして起こるのでしょうか? 脳科学における研究ではスマホを含むIT機器、デジタルデバイスは「脳の働きを低下させてしまう」ことがわかっているようです。 人間の脳は視覚や聴覚、体を動かした感覚など多彩な刺激を受け、それらの情報を分析・統合して次に起こすべき行動を選択するために働きます。
しかし、現代はインターネットの普及により1人一台スマホを持ち、コミュニケーションも文字の読み書きも、知りたい情報の収集も全て机の上で済んでしまいます。
そのため、便利になる一方で感覚刺激の量が減少してしまい、脳があまり働かなくて良い状況に陥りやすくなっているのです。冒頭の内容に戻りますが、「体の緊張は脳により無意識にコントロール」されており、脳機能が低下すると体を緊張させてしまいます。
そんな状況を改善するには、脳に酸素を供給すること、偏食を避け栄養バランスを取ること、多種多用な感覚刺激を入れること です。多種多用な感覚刺激とは運動もそうですが、読書などでも大丈夫です。
他人から「力を抜いて」とよく言われる。体が硬い。肩こりがひどくて、ほぐしてもすぐ戻ってくる。すぐに脚をつってしまう。心当たりがある方は生活習慣を見直してみる必要があるかもしれません。