広島市西区大芝にある鍼灸院
疲労回復処 輔-task-鍼灸院の恩田です
輔-task-鍼灸院の特徴②では、当院の治療エッセンスの1つ目として自律神経に働きかける鍼灸治療をご紹介しました。
今回は治療エッセンスの2つ目「呼吸」についてです。
普段、何気なくしている呼吸。「何気ない」を言い換えると「無意識」ですね。
無意識ということは、基本的に自律神経支配ということです。呼吸は一日に約2万回すると言われています。
自律神経支配ということは、体の状況に応じて呼吸数も増えたり、減ったりします。
運動や緊張するような場面では交感神経が働き、呼吸は早く、浅く。
就寝時や自宅のリビングでリラックスしている場面では、呼吸はゆっくり、深く
という具合です。ここで重要なのは呼吸は自律神経に支配され自動的に調節されますが、意識的にも呼吸数を変えることができるということです!
皆さんは、緊張やプレッシャーを感じているときに「深呼吸」をしたことがありませんか?
これは、強い緊張により交感神経が優位となり過度に呼吸数が早く、浅くなっている状態を意識的にゆっくり、深くすることで、交感神経の働きを鎮めようとしているのです。
ここに、輔-task-鍼灸院が呼吸を治療のエッセンスにしている理由があります。
どういうことかと言うと、呼吸をコントロールすることにより自律神経をコントロールできるということです!
自律神経に支配される器官で唯一、意識的にコントロールできるのが「呼吸」です。
たとえば、朝食に食べたパンを意識的に内臓を動かすことで消化・吸収するスピードを上げることはできませんよね?
しかし、上記のとおり、呼吸のスピードや数は意識的に調節できます。
現代人はストレス社会といわれる中で、いつも交感神経を刺激され、呼吸数は早く、浅くなってしまいがちです。
交感神経優位な状態が常態化すると、いつの間にかそこから抜け出せなくなり、常に体は緊張した状態となってしまいます。
肩こりをほぐしても、腰の張りを緩めても、体が緊張状態から抜け出せなくなっている人は、すぐに元に戻ってしまうのは想像に難くないのではないでしょうか?
当院にいらっしゃる患者様も、体が緊張状態から抜け出せなくなっている方は多くいらっしゃいます。
そのため、症状のある部位の治療だけでなく、呼吸を整えて緊張のスイッチを切ることが重要です。
輔-task-鍼灸院では、「呼吸」を整えるだけでなく、「エクササイズ」と組み合わせることにより、動きも整えて、ケガや痛み・疲労からの回復を促していきます。
次回は治療エッセンスの3つ目、「運動」についてです。