腰の痛みを訴える方は非常に多く、厚生労働省の調べによれば、40歳以上の約2800万人が腰痛を抱えています。
およそ5人に1人、腰痛を抱える人がいる計算になりますが、レントゲンやMRIなど画像による診断を行なっても原因が特定できるのは15%ほどだと言われています。
実は、残りの85%は原因がはっきりとは特定できない腰痛です。
そのはっきりと特定できない腰痛の原因として、最近ではストレスや疲労による脳の機能低下であることがわかってきています。
その場合、痛みに対する治療だけではその場しのぎになってしまい、根本的な解決とはなりません。※もちろん痛みを軽減して、生活の質を高めたりすることに対しては治療は必要です
さらに、腰が痛いときはじっと「安静」にしておくという方もいらっしゃいますが、安静も過度になるとむしろ痛みを慢性化させてしまう原因となることがわかっており
その場合、安静よりも「適度な運動」をする事が良いことも明らかになってきています。
しかし、適度な運動と言っても、人によってどこをどれくらい動かすのが良いのかは違うはずです。
やみくもに動かすよりも、自分の体はどこが動きやすくて、どこが動かしにくいのか?を把握しておくと効率的かつ効果的に運動ができます。
当院では、腰痛に限らず慢性的な症状には治療と運動を一体としたアプローチが必須と考えており、治療にて痛みをコントロールしながら、適度な運動も提供していきます。