疲労と不調

慢性的な症状から回復するには

当院は院名の前に「疲労回復処」とつけています。それは何故か?

慢性的な「痛み」や「不調」の改善を考えるとき、患者様の生活習慣や環境を変えずして、症状が出ている患部だけを治療しても、その効果は一時的であり、またすぐに症状が戻ってきてしまいます

治療効果を持続させるためにまず必要なのは、普段の姿勢や体の使い方を変えていくことです

しかし、そもそもなぜ姿勢や体の使い方が悪くなってしまうのか?
そこで関係してくるのが「疲労」です

現代人の多くは、運動不足+過剰なストレスにより疲れやすい生活習慣や環境となっているのです。

疲労を取りのぞく事のメリット

最近の研究では、「疲労」は体で起きているのではなく「脳」で起きていることが分かっています

皆さんは普段、歩く、立つ、座るなどの何気ない動作の時に体の使い方を細かく意識していなくても問題なく行うことができますよね?

これは脳がある程度勝手に、姿勢の保持や筋肉の緊張をコントロールしてくれているおかげです。

しかし、脳が疲労すると、姿勢の保持や筋肉の緊張をコントロールする機能が低下してきます。

すると、姿勢は猫背や過剰に腰を反らせた姿勢となりやすく、体の使い方もいつも力が抜けず、ぎこちなく硬いものとなってしまいます

これこそが、疲労により姿勢や体の使い方が悪くなる原因です。

つまり
疲労が溜まると、脳の機能が低下し、姿勢や体の使い方が乱れ、

疲労を取りのぞくと
脳の機能が回復し、体を上手にコントロールできるようになります。

そのうえで、鍼灸治療や正しい姿勢、体の使い方を覚えていくと慢性的な痛みや不調からの改善が期待できるようになるのです

疲労を抱えることのデメリット

肩こり、腰痛、頭痛、めまい、手足のしびれなど現代人が抱える慢性的な症状の多くは「疲労」と同時にやってきます。それらは体からの「休んで欲しい」という兆候(サイン)です。

それでも「病院や治療院に行くほどではないから」と、不調や痛みを溜め込んでしまっては、そのうち自分では対処出来ないほどの病的な状態へと至ってしまいます。

「ちょっとやそっとでは、休んでなんかいられない」と体からのサインを見て見ぬふりをしているうちに、溜め込んでしまう方が多いようです。

しかし、平成27年度の経済産業省の調べによると、病気や体調不良により休むよりも、無理して働いているほうが17倍以上損失が大きいとされています。(健康経営評価指標の策定・活用事業)

自分の力を十分発揮できない状態で頑張っても生産性は上がらず、かえって結果は悪くなってしまいます。

当院で出来ること

 輔-task-鍼灸院では、治療において「疲労回復」に特化したプログラムを組み、誰もがやりたい事を全力で取り組めるようサポートをしていきます!

さらに、患者様が抱える症状を軽減させるだけでなく、姿勢や体の使い方なども見た上で、その人に合った運動療法やホームエクササイズをご提案させて頂くことで、慢性的な症状からの回復を目指します。

ABOUT ME
恩田陽輔
鍼灸師。 慢性的な不調や痛みは、疲労の蓄積による回復力を失っている状態と考え、鍼灸治療だけでなく疲労を取り除くためのストレッチやエクササイズ、栄養の知識なども治療プログラムに組み込んで提供しています。 【認定、修了】 ・FMS/SFMA ・Reformer For Motor Learning ・臨床ドライヘッドスパ協会認定